2014年12月1日月曜日

男女の性別と役割分担[メッセージ修正版11]

地上界では男性と女性が存在し、両者が互いに協力する事で、子孫を繁栄させる事が出来るシステムになっています。なぜ地上界はその様な面倒なシステムによって存在し、維持され続けているのでしょうか。

男性の持つ性質も、女性の持つ性質も、その両方とも霊が成長する上では不可欠な要素です。
それならば、最初から両方の要素を持ち合わせておいて、その時々で使い分ける事が出来れば、何も問題はないのではと考えるかもしれません。
全てが同じ種でも、何も問題がないのではないかと思われる事でしょう。
ですが、それでは地上界が存在している意義が半分失われてしまうのです。

人間に宿っている霊は、まだとても未熟です。
周囲の者たちと協力して安定した社会を築く事の重要性を、あまりよく理解できていない存在がほとんどです。
だからこそ、世界では争いが絶えず、多くの者たちが寿命を全うする事も出来ずに命が失われています。
争いとは、何も戦争だけではありません。
皆様の身近には多くの犯罪が蔓延しており、いつその脅威に曝されるのか分からない状況です。
世界には恨みや憎しみ、嫉みなどが渦巻いております。
自分の都合だけで物事を判断し、周囲への影響を考えられない者が大勢存在しております。
例え犯罪行為ではなくても、多くの者たちを陥れ、自分の利益だけを追求する者たちが後を絶ちません。
政治に圧力をかけ、自分の思い通りの社会を構築する事に熱心な者たちもおります。
自分の犯罪を隠すために圧力をかけ、秩序を破壊してしまいます。
一方では、それら身勝手な犯罪者や権力者の横暴によって、苦しく不安な生活を強いられている者たちが大勢おります。
彼らは、安心して暮らすために必要な知識も権限も持ち合わせておらず、日々の暮らしにおわれております。
一体どうすればその様な不安定な暮らしから解放されるのか、その術を知る事が出来ない状況です。

これらの現象は一見すると、性別の違いが存在する事とは何も関係がないように感じられるかもしれません。
ですが、これらの現象こそが人間の未熟な証であり、性別の違いを経験する必要性の証でもあるのです。

男性と女性は身体のつくりが違います。
なぜ身体のつくりが違うのかと言えば、この世界で子孫を繁栄させるための役割が異なっているためです。
男性も女性も、それぞれに果たす役割に適した身体のつくりになっているのです。
男性と女性の役割の違いを考慮に入れずに社会制度を作ってしまうと、例え最初は良くても、後で必ず男性にも女性にも双方に負担がかかるようになります。
結果として、男性にとっても女性にとっても、とても暮らしにくい社会が実現してしまい、子孫を繁栄するどころではなくなってしまうのです。
男性も女性も双方にいがみ合うようになり、むしろ衰退を招いてしまう事でしょう。
男性と女性が互いの持つ性質の違いをきちんと把握し、役割分担を理解して、それぞれ自分の役割を適切に果たす事が出来れば、本当に素晴らしい働きを期待できるのです。
男性と女性の違いを知った上で、互いを尊重できる関係を構築する事がとても大切なのです。

ですが、現在の世界はその様な考えではないようです。
主に先進国で見られる傾向ですが、女性が権利を求め、社会進出を果たす事で、男性と女性の役割分担のバランスが崩れる傾向にあり、子孫が繁栄しにくい環境へと変化しております。
このケースではよく勘違いされている事なのですが、今の先進国が行っている女性に対する政策は、真の意味で女性の価値や権利を認める行為ではありません。
女性が男性と同じ役割を果たす事を求め、男性と同じ役割を果たすのであれば認めるというものです。
男性優位の社会制度の中で女性が認められるためには、男性と同じ役割を果たすしかないと女性が感じ取ってしまった結果なのでしょう。
より男性に近づく事が優秀な女性であるかのように、誤った認識が広がっているように思われます。
その結果として、女性自体も女性にしか果たせない役割を軽んじる傾向にあるようです。
女性が女性としての役割を果たす事で、その価値を認められている社会であるとは到底言えません。
女性の男性化が進むにつれ、男性を軽んじる傾向も強くなっているように見受けられますので注意が必要です。
これらの現象は、何も女性による我が儘というわけではなく、過去において男性により抑圧され続けた事に対する反発ですので、これらの問題については、男性の考え方にも問題があった事をきちんと理解しておく必要があるでしょう。
男性も女性も、役割分担の重要性をきちんと理解していないために、誤った選択を続けてきた結果が現状であるという事実を認める必要があります。
一方では、女性の権利が認められずに、男性が女性を一方的に従えるような慣習の国も存在しているようです。
このような国も、いずれは今の先進国のような状態になり、逆の意味でバランスを欠いてゆく事になるでしょう。

男性と女性は身体のつくりが違うために、どう足掻いても同様の体験をする事はかなわない事柄が沢山存在しています。
いくら想像してみても、体験できない事柄に理解を示すのはとても難しい事です。
男性と女性がその違いを乗り越え、互いに協力し合えるパートナーとなるためには、相手の言葉によく耳を傾け、その行動をよく観察する必要があるでしょう。
言葉は偽る事もあるかもしれませんが、行動には必ずその人間の本質が表れます。
だからこそ、言葉を聞くのと同時に相手の行動を観察し、ちょっとした表情の変化などにも気にかける必要があるのです。

この世界がなぜ、男性と女性が協力しなければ子孫が繁栄されないシステムになっているのかといえば、理解する事が難しい性質の違いを乗り越えてでも、協力して共に繁栄する姿勢を学ぶのに適しているからなのです。
皆様が持つ恋愛感情は、何も無意味に存在しているわけではないのです。
愛する気持ちがより強ければ、積極的に相手を理解することに努めるでしょうし、それと同時に自分自身をより深く理解してもらえるように懸命になることでしょう。
相手のことを大切に思っていれば、自然に守りたいと思えるでしょうし、支えたいという気持ちが芽生えます。
愛しいと思う気持ちが相手のためにありたいという思いを生み、互いに尊重できるようになってゆくのです。
その様な理由から、愛する者と家庭を持つことは人間にとってとても重要な意味を持つ経験ですし、共に家庭を守り育む行為は、霊的に成長できる大変貴重な機会なのです。

(2014年11月28日)





上記記事は、『銀の紐を越えて』掲載記事【性別が存在する意義(メッセージ19)】について、霊媒Mの通信精度向上に伴って、再度詳細な説明をお願いしたものです。
通信の送り手が提供する情報は同じであっても、受け手の霊媒の通信精度の違いによって、これほど内容に違いが出るのだという部分を感じて頂ければ、今回の試みに挑戦した目的は果たされていると思います。

また、今日の日本では、少子高齢化に伴う労働力減少への対策として、女性(特に主婦層)の就労促進を政府が掲げておりますが、社会における男女の役割分担の好ましい形を考える良い機会です。
この際ですので、上記記事なども参考に、男女の生まれ持った性質の違いを認識して、各々の性質の違いを相互補完し、お互いに上手く活かせる社会の仕組み作りに役立てて頂ければ幸いです。

Silvercord管理人 





上記記事の内容についてのご意見・ご感想・ご質問はコメント欄よりお寄せ下さい。
また、コメントを投稿される際は、記事【『銀の紐を越えてα』の開設にあたって】に掲載中の『ご覧の皆様へのお願いと連絡事項』をご覧下さい。

2014年11月15日土曜日

掲示板を開設しました

先日投稿した記事【連絡事項とお詫び】にあります様に、去る11月8日~9日にかけて、ブログサービス[Blogger]にアクセス障害が発生しました。
トラブルの影響で閲覧が出来なかった皆様には、改めてお詫び申し上げます。

そこで、今後同様のトラブルが発生する事態を想定しまして、霊媒と管理人で対応策を協議した結果、[Blogger]以外の場所に『銀の紐を越えてα』の避難所的な場所を設けることと致しました。

teacup.レンタル掲示板にて
【『銀の紐』『銀の紐を越えて/α』の連絡&雑談掲示板】を開設しました。

URLはこちらです。
http://9322.teacup.com/shelter1114/bbs

こちらはブログ『銀の紐』、『銀の紐を越えて』、『銀の紐を越えてα』共用の緊急時連絡用掲示板として活用したいと考えております。

また、『銀の紐を越えてα』掲載記事に関係する話題を対象とした雑談スレッドを暫定的に用意しましたので、ご利用下さい。

Silvercord管理人 





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2014年11月8日土曜日

連絡事項とお詫び

bloggerのトラブルにより、現在blogspot.jpドメインでは閲覧できない状態となっております。
なお、blogspot.comドメインより閲覧されている方につきましても、記事上の一部リンク先におきまして、blogspot.jp表記のURLを指定している場合はリンク先が表示できません。
記事上のリンク先URLは随時修正致しますが、しばらく時間が掛かりますので、修正完了までお待ち下さい。
ご覧の皆様にはご迷惑をおかけしまして、申し訳ございません。


(11月9日9:52追記)

管理人が確認した所、トラブルは解消された模様です。

Silvercord管理人 





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2014年11月1日土曜日

トラブルに対処する際に[メッセージ修正版10]

愉快な出来事を体験するのはとても好ましく感じるでしょうが、不愉快な出来事を体験したいという方はあまりいないと思います。
ですが、人は度々不愉快な出来事に遭遇します。
愉快な体験を想像していざ事を行ってみたら、とても不愉快な体験をする羽目になったという場合もあることでしょう。
なぜ人は愉快を求めながら不愉快を体験してしまうのでしょうか。
その原因の一つとして考えられるのは、楽しむために必要な準備が十分ではなかったというものです。
大抵の場合は準備を怠っていたというわけでは無く、事前に準備しておく必要がある事を知らないために、準備不足で失敗してしまうようです。
このような場合は、失敗してしまった結果を受けて、一体何が足りなかったのかを考えてみる必要があります。
一体「何が不足していたために失敗してしまったのか」見当がついたなら、次回はそれらも考慮に入れて準備をする必要があるでしょう。
少々不愉快な思いをするだけならまだしも、場合によっては命に関わる事柄などもありますので、どのような物事でも事前の準備は充分に整えておきたいものです。

自分自身は何もしていないのに、なぜか特定の相手に絡まれたり、嫌がらせを受けたりする場合もある事でしょう。
なぜ、何もしていないのにもかかわらず、その様な不愉快な思いをしなければならないのでしょうか。
このような場合は、問題が発生しているにもかかわらず、そのことに気づかなかったために、何も対策を施していない事がトラブルを引き起こす原因になっていると考えた方が良いでしょう。
このような不愉快な思いを解消するためには、自分自身が置かれた状況をきちんと把握し、相手の性質も理解しておく必要があるでしょう。
その様にして、自分が直面している問題の本質をきちんと把握できれば、適切な対応策が自ずと見えてくるのです。

トラブルが起きるという事は、どのような場合でも、自分自身の知識不足、経験不足が原因となってきます。
相手が悪いといくら愚痴をこぼしていても、それでトラブルが解決される事はありません。
どれだけ冷静に状況を分析する事が出来るのかというのが、トラブルを解決する、あるいはトラブルの芽を事前に摘み取るためにとても重要な能力になってきます。
不愉快な思いをさせられれば、誰でも腹が立つでしょうし、時には周囲へ八つ当たりをしたくなってしまう場合もあるかもしれません。
ですが、その様な軽率な行動が、トラブルを更に深刻化させてしまう場合もありますので、感情にまかせて周囲に対してアクションを起こしてしまうのはとても危険な行為なのです。
確実にトラブルを解決したいのであれば、五感をフル活用し、自分が置かれた状況を把握する事に努めましょう。
状況が把握できたら次は対応策ですが、適切な対応をしたいのであれば、トラブルに関わる全てものに関しての理解を深めなければなりません。
自分の置かれた状況を把握するのと同時に、自分に関わる周囲の状況も把握しておく必要があるでしょう。
それらが出来て初めて対応策を考える事が出来るのです。

自分自身がどのような結末を望むのか、きちんと整理をしてはっきりさせておく事もトラブル解消には必要な作業です。
いくらトラブルの原因が判明しても、自分自身がどのような結末を望んでいるのか分かっていない状態では対処のしようがありません。
自分自身の最終的な目標を一番最初に決めておきましょう。
そうでないと、対処療法のような事しか出来ず、いつまでもトラブルを解決する事は出来ないでしょう。
その様な事を続けている間にトラブルは更に悪化し、不愉快な思いをするだけではすまなくなってしまうかもしれません。
その様な事態を避けるためにも、自分自身が何を望んでいるのかを事前にはっきりさせておく事は重要なのです。

状況的に、とにかく対処療法でも良いから、すぐに対応しなくてはならない場合もある事でしょう。
その様な場合は、対処療法を試みるのと同時に、目標設定や原因の特定などを行う必要があります。
目標がないとその時々で芯がぶれてしまうので、対処の方法もまちまちになってしまい、矛盾した行動が目立つようになります。
原因が特定できていなければ、見当違いの対応を繰り返す事になってしまいます。
その様な状態では、いつまで経ってもトラブルを解消する事が出来ません。
ですので、例え時間がかかったとしても、トラブルの原因を特定し、目標をきちんと設定しておくのは重要な事なのです。

(2014年10月22日)





上記記事は、『銀の紐を越えて』掲載記事【騒ぎの背後に成長の種子がある(メッセージ18)】について、霊媒Mの通信精度向上に伴って、再度詳細な説明をお願いしたものです。
通信の送り手が提供する情報は同じであっても、受け手の霊媒の通信精度の違いによって、これほど内容に違いが出るのだという部分を感じて頂ければ、今回の試みに挑戦した目的は果たされていると思います。


Silvercord管理人 





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2014年10月1日水曜日

物質に宿る経験がもたらすもの[メッセージ修正版09]

霊にとって物質に宿ることは、霊のままで過ごすよりも大きな制約を課せられることになるのですが、霊的成長という観点から見たときに、その課せられた制約というものには重要な役割があります。
霊が何かを決断するときには、意識している、意識していないに関わらず、常に霊的成長に繋がる選択をしているものです。
足りないと思うものを補給しようとしたり、疑問を解決しようとしたり、個々の存在によって様々な欲求を持ち、それらを満たすために選択をする事で、それぞれに適した学びのための環境が出来上がります。
霊にとって霊体であったときの記憶は、物質界で暮らすためには邪魔になってしまうので、物質に宿るとそれらの記憶を一時的に封じてしまいます。
霊としての過去の記憶を持ち合わせたまま物質界に存在することは、苦痛と混乱を招く原因となってしまうため、新たな学びを得ることが難しくなってしまうので、一時的に記憶を封印するシステムになっているのです。
もちろん、肉体から解放されればそれらの記憶も開放されるので、過去の記憶と新たに得た学びの記憶を全て考慮に入れた上で総括をすることが可能になります。
それらの作業を経て、霊は、次の目標を掲げて次のステップに移行するのか、それとも、もう一度同様の経験を通じてを学び直すのかを選択するのです。

霊の状態では思いや感情を隠すことが難しいと言われますが、それは、未熟であればあるほど感情に支配されやすく、周囲の霊にも分かりやすい形で表現されてしまうためです。
成熟してくると感情を制御できるようになるので、周囲から見ても分かり難い状態になります。
未熟な霊が成熟した霊の思いや感情を見抜くことは出来ませんが、成熟した霊からは未熟な霊の思いや感情は手に取るように分かってしまうことでしょう。
成熟した霊同士でも、未熟な霊同士でも、同様の思いや感情を抱いたことのあるものであれば見抜くことは可能です。
ある程度成熟した霊であれば、他者に思いや感情を見抜かれても成長の糧を得る機会と受け止めることも出来るのですが、未熟な霊にとっては耐えがたい苦痛となり、なるべくであれば隠したいと考えてしまいます。
その影響から、自分自身と考えの傾向が似ている存在の側にいることを好むので、成長する機会を得ることが難しくなってしまいます。
霊的成長という観点から考えると、自分とはなるべく違うタイプの存在と接して、多くの刺激を受けた方が良いのですが、それは未熟な霊にとっては苦痛となって萎縮してしまうのです。
いつまでも萎縮した状態では十分な経験を積むことが出来ないために、成熟に向かうことが難しくなってしまいます。
未熟な霊が安心して学びを得るには、思いや感情が簡単に伝わってしまうこと無く、自分で考えながら選択して表現できる環境が必要になります。
そこで、この地上界での経験が重要になってきます。
未熟な霊たちも、安心して学びに専念できるのです。
当人たちは学んでいるつもりは無いかもしれません。
ただ単純に、自分の欲望を満たしているだけという場合もあるでしょう。
容易に思いや感情が伝わることの無い環境では、未熟な霊たちも萎縮すること無く心のままに行動できるので、霊的真理を理解するためには地上界は最適な場所なのです。
心のままに行動するというのは、物事を理解する上ではとても重要なことです。
いつも遠慮してしまい、思う存分に考えを試してみるという経験が出来ない状態だと、心の中には思う存分に試せないという不満がたまり、いつまでも成長の糧になるような経験に到達できないのです。
とことんまで試してみて、その経験から学びを得ることが重要なのですから、霊たちの成長度合いに合わせて地上界が創られ、霊的真理の学舎として大きく貢献しているのです。

地上界は、自ら進んで表現しなければ周囲に思いや感情が伝わることは無いのですが、それが徒となり、周囲に知ってもらいたい思いや感情も、上手に表現しなければ思うように伝わる事はありません。
知られたくない思いや感情を隠せる代わりに、知ってもらいたい思いや感情もうまく伝わらない事で、霊たちは悩みます。
どうしたら自分の思いや感情を適切な形で表現できるのだろうと、頭を抱えて悩む経験をする事になります。
どうしたら周囲と通じ合えるのだろうと考えるようになるのです。
相手を知ろうと努力しなければ何も分かりませんし、自分を知ってもらう努力をしなければ何も伝わらないのです。
霊の状態であれば悩まなくても伝わっていたものですが、それを捨てる選択をしたために不都合が生じるようになってしまったのです。
そうして、物事には道理というものがあり、何でも自分の思い通りになるわけでは無いのだということを学ぶのです。

未熟な霊は自分にとって居心地の良い相手を選んで共に過ごすことを好みますが、地上界ではその様なわけには行きません。
何しろ、自らアピールしなければ、自分がどのような存在か知ってもらう術はありませんし、相手がアピールしてくれなければ、その人がどのような存在か確認することが出来ないのです。
人間の間は心を偽ることも容易になるので、きっと気が合うだろうと思っていても、実は全然合わなくて居心地の悪い思いをしたなどということもあるでしょう。
ですが、相手の思いや感情が容易には分からないという状態は、霊的成長を考えたときにとても役立っているのです。
なぜなら、自分とは全く異なる考えの持ち主たちと共に過ごすことに対して、苦痛を鈍くする効果があるからです。
ただ側にいると言うだけでは、霊の時ほどに強い拒絶反応は起きないのです。
知らなければ、そのまま知らないものとして過ごしてしまえるのです。
霊の状態であれば、側にいれば思いや感情が伝わってしまいますから、まず異なる考えの相手とは距離を置いて、自分から近づこうとはしません。
ところが、人間の状態では、どこに自分とは異なる考えの持ち主がいるのか、一見しただけでは判断できません。
相手に接してみるまで、よく分からないという状況になるのです。
もし仮に、相手が自分とは合わない存在であると分かったところで、暮らしている環境を簡単に変えてしまうことも出来ません。
結果として、異なる考えの持ち主たちに囲まれて、悩みながら生活することになるのです。
悩みながら、相手との関係を安定的に保つ方法を考えたり、あるいは距離を置く選択をするかもしれませんが、多くの刺激を受けながら日々過ごすことになるでしょう。
周囲から受ける刺激は、その全てが考えるための材料となり、学びの糧となります。
それらの経験を経ることで、霊界では学ぶ事が難しかった事柄を、この地上界で経験して学んでいるのです

(2014年8月20日)





上記記事は、『銀の紐を越えて』掲載記事【物質に宿ることの重要性(メッセージ17)】について、霊媒Mの通信精度向上に伴って、再度詳細な説明をお願いしたものです。
通信の送り手が提供する情報は同じであっても、受け手の霊媒の通信精度の違いによって、これほど内容に違いが出るのだという部分を感じて頂ければ、今回の試みに挑戦した目的は果たされていると思います。

なお、霊的知識を学ぶ場所としての地上界の役割については、下記記事でも解説しておりますので、未読の方は併せてご覧下さい。
【霊の学舎としての物質界と因果律の作用(前編)[メッセージ修正版05.1]】

Silvercord管理人 





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また、コメントを投稿される際は、記事【『銀の紐を越えてα』の開設にあたって】に掲載中の『ご覧の皆様へのお願いと連絡事項』をご覧下さい。

2014年9月1日月曜日

周囲の人の話を聞き、よく観察しよう[メッセージ修正版08]

霊的真理をより深く理解するためには、あらゆる立場を経験し、あらゆる感情を理解できるようになる必要があります。
そのための霊的な学舎の一つとして、人間の皆様が暮らしている物質界が存在しています。(*注1)
人間の皆様は、物質界における経験を通じて、霊的真理の追究をしている真っ最中なのです。
霊として一段階成長するためにも、物質界であらゆる経験を積む必要があります。

霊的に成長途上である間は、何かと判断を誤り、失敗をしてしまうことも多いと思います。
未経験の事柄や想像の及ばない物事に関しては、周囲をよく観察したり、他者の意見を聞いたりしながら、少しずつ理解を深める努力によって補うしかありません。
より優れた観察眼を持つ者たちの意見を事前に知っておくと、何かの判断を下す際にとても参考になることでしょう。
自分とは異なる意見の持ち主の考えを知っておくことも、より適切な判断を下すためにはとても重要になってきます。
成熟、未熟にかかわらず、周囲の者たちの話に耳を傾けることによって、自分にとって有益な情報を得ることが出来るでしょう。
例え今は無益に思えるような情報でも、ふとした機会に役立つこともありますから、常日頃から周囲に関心を持ち、積極的な情報収集を心がけましょう。

自分の周囲には一体どのような考えの人間が暮らしているのか、日頃からきちんと把握していることで、何か問題が起きても対処しやすくなり、重大な事態を回避できるかもしれません。
あるいは、誰かの助けになることも出来ることでしょう。
自分と似た者の話を聞くのも良いのですが、それだけでは情報に偏りが生じてしまい、何か事が起きたときに判断を誤りやすい環境が出来上がってしまいます。
そのような環境下では、どんなに努力をしても、空回りするだけで成果を期待することは出来ません。
以前は全く関心が無かったような、いくら聞いても無駄だと思えるような話が、実は問題解決の鍵を握っているという場合もあります。
ですから、異なる意見を持つ者や、自分が知らないような知恵を持っている者からも、積極的に話を聞くようにしましょう。

善悪や優劣、成熟や未熟、賛否などの先入観に囚われることなく、様々な者たちと言葉を交わし、相手の言葉を理解出来るように努力をしましょう。
相手が何を言わんとしているのかきちんと理解出来れば、相手は自分にとってどのような存在であるのか判断できるようになります。
そうすれば、相手とどのように付き合って行けばいいのか、どのような環境を築けばいいのか、自ずと答えが見えてくるでしょう。

言葉を聞くのと同様に、相手の行動もよく観察しておきましょう。
心正しき者は行動にも偽りがないので、言葉をそのまま受け止めることが出来ますが、中には相手を騙そうとして、言葉を偽りで塗り固めてしまう者もおります。
相手の語る言葉が偽りであった場合は、必ず行動に矛盾が生じます。
よくよく観察することで、言葉とは裏腹な行動が垣間見えてくることでしょう。
人間の本性は必ず行動に表れます。
言葉でどんなに飾り立てても、本性は隠せないのです。

常に周囲に関心を払い、自分が置かれている環境を理解することで、いずれは安心して快適に暮らせる環境を実現する方法に気づく事でしょう。
周囲との適切な距離感を導き出すためには、周囲を理解する必要があるのです。

(2014年7月30日)





注1:
「物質界が霊の学舎としての役割を果たしている」点については、下記の記事にてより詳細な説明を行っておりますので、未読の方は併せてご覧下さい。
【霊の学舎としての物質界と因果律の作用(前編)[メッセージ修正版05.1]】


上記記事は、『銀の紐を越えて』掲載記事【未熟な意見について考える重要性(メッセージ16)】について、霊媒Mの通信精度向上に伴って、再度詳細な説明をお願いしたものです。
通信の送り手が提供する情報は同じであっても、受け手の霊媒の通信精度の違いによって、これほど内容に違いが出るのだという部分を感じて頂ければ、今回の試みに挑戦した目的は果たされていると思います。

Silvercord管理人 





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また、コメントを投稿される際は、記事【『銀の紐を越えてα』の開設にあたって】に掲載中の『ご覧の皆様へのお願いと連絡事項』をご覧下さい。

2014年8月1日金曜日

霊的成長と肉体の関係[メッセージ修正版07]

霊は、肉体に拘束されることによって、多くの知識を学ぶための環境を得ることができます。
霊にとって、肉体の中で一番破損しては困る部位は脳であり、脳という場所は、霊的成長にとっては一番重要な器官となります。
脳が何かによって破損すると、肉体に宿った目的を果たすことが困難になる場合があり、霊的成長が停滞する可能性があります。
自分自身で判断する能力を削がれてしまうのは、霊的成長という意味では致命的な状態ですので、場合によっては、目的を果たすために生まれ変わる決断をし、寿命が当初の予定よりも縮んでしまうことさえあるのです。
思考できなくなることは、霊にとっては大問題なのです。
ただ、周囲の人間との関わりもありますし、生まれた目的も多種多様ですので、脳を破損して思考できなくなったからといって、即寿命が縮まるわけではありませんので、そこは勘違いなさいませんように。
脳を破損した肉体に宿っている霊が、早く生まれ変わる必要があると判断した場合のみ、寿命が縮まる場合があるということです。
例え不自由な状態になったとしても、その経験こそが霊的成長に繋がり、当初の目的を果たせると判断した場合は、事前に定められた寿命を全うすることになるでしょう。

霊の成長度合いにもよりますが、肉体に宿るに当たって一番重要なのが、霊的成長に適した環境であるか否かなので、霊的成長が見込めないと判断した場合は、今の肉体を放棄するというのはよくあることなのです。
人間にとって、死は別れを意味し、不吉の象徴とされていますが、実は、霊にとって不吉なのは、むしろ霊的成長が阻害されたままの状態で放置されることなのです。
成熟した霊は、霊的成長が阻害されている場合は、そのことをはっきり認識しているので、何とか状況を改善しようと試みます。
それでも改善が見込めない場合のみ、最終手段として肉体を放棄する決断をします。
未熟な霊の場合は、知らない事柄が多いため、判断材料が限られているので、細かい事情を理解できないまま違和感のみを抱き続けます。
そして、その違和感がピークに達すると、とうとう耐えきれなくなり、肉体を放棄する選択をしてしまいます。
違和感の正体が分からないため、何をどうしたらよいのか分からなくなってしまうのです。

肉体を放棄した霊は、達成できなかった目的を達成すべく、再び肉体に宿ります。
同じような環境を選んで、再挑戦するのです。
それは、未熟な霊も、成熟した霊も同じです。
違うことといえば、肉体を放棄した理由をきちんと認識しているか否かです。
理由をきちんと認識している場合は、死後の目覚めも早く、行動も迅速です。
理由が分からず、感情のままに行動してしまった場合は、死後に目覚めるまでに時間がかかります。
今後の方針を決めるための材料もあやふやなため、どのように判断したらよいのか分からないのです。
それでも、時間が経つにつれ、自分が何を望んでいて、それが達成されていないということに気づくので、再び肉体に宿って目的を達成しようとするのです。

霊にとっては霊的成長が全てであり、未熟から成熟まで様々な成長段階はありますが、定めた目標を達成するという目的は共通しています。
未熟な霊は、自分勝手な望みを抱きやすく、周囲に迷惑をかけることも多いですが、それもまた経験で、霊的成長には欠かせません。
一つずつ学び、少しずつ成長しています。
成熟している霊は視野も広いため、望みもより広範囲に渡って影響する物事が多いです。
自分自身と周囲との関係というものに関心が深いため、社会活動にも積極的に参加することが多いです。

成熟か未熟かは、出発時期の違いや個性の違いなどもありますので、現状を見て比較する意味はありません。
説明のためにその様に表現しただけであり、そこに他意はありません。
大切なことは、過去よりも未来の自分の方が霊的に成長していることであり、他の誰かよりも自分の方が成長していることではありません。
前回の記事でも書きましたが、これは大変重要なことですので、よく覚えておきましょう。 

(2014年5月28日)





上記記事は、『銀の紐を越えて』掲載記事【肉体と霊体&苦境を避ける術(メッセージ14)】の内容のうち、特に『肉体と霊体』の部分について、霊媒Mの通信精度向上に伴って、再度詳細な説明をお願いしたものです。
通信の送り手が提供する情報は同じであっても、受け手の霊媒の通信精度の違いによって、これほど内容に違いが出るのだという部分を感じて頂ければ、今回の試みに挑戦した目的は果たされていると思います。

なお、今回の記事には含まれていない『苦境を避ける術』の部分については、記事【人間は困難を克服する経験を通じて成長する[メッセージ修正版06]】にて説明しておりますので、関心のある方は併せてご覧下さい。

Silvercord管理人 





上記記事の内容についてのご意見・ご感想・ご質問はコメント欄よりお寄せ下さい。
また、コメントを投稿される際は、記事【『銀の紐を越えてα』の開設にあたって】に掲載中の『ご覧の皆様へのお願いと連絡事項』をご覧下さい。

2014年7月1日火曜日

人間は困難を克服する経験を通じて成長する[メッセージ修正版06]

人が霊的に成長するためには、目の前の困難に立ち向かい、それらを克服する事がとても重要になってきます。
遭遇する困難は、それぞれの霊的成長度合いによって異なり、克服する方法も様々に存在しています。
十人いれば、十の困難が存在することになるのです。
直面している困難が一見似通っているようでも、人が違えば異なる困難に直面している事になるので、これを行えば一発で解決できるというような、万能な解決策はありません。
ある人にとっては効果覿面の解決策でも、別の人にとっては修正が必要になることもあります。
場合によっては、全く効果的な解決策とはならない場合もあるのです。
解決策も十人十色ということになります。

この世界には多種多様な人間が混在し、切磋琢磨しながら暮らしております。
互いに影響を与え合いながら、共に成長しているのです。
大勢の人間が、それぞれに異なる考えを持ちながら、同じ集団の一員として暮らしているのですから、ある程度の摩擦が起きるのは避けられません。
摩擦が起きることによって、不利益が生じることも多々ある事でしょう。
この世界を安定的に運営できる社会システムを築くことで、個々の人間が暮らしやすくなるので、安心して暮らしたければ、協力することを覚える必要があるでしょう。
望みや目標が、それぞれに異なる者同士が協力する必要があるのです。
安心して暮らせる社会を実現するためには、互いの違いを乗り越え、妥当な回答を導き出すことがとても重要になってきます。
違いを乗り越える。
これはとても難しいことでしょう。
ですが、この課題をクリアしなければ、安心できる社会は永遠に訪れることはありません。

自分自身の意向をはっきり示す。
これは、互いの違いを乗り越える上でとても重要になってきます。
変に遠慮したり、無条件に相手に譲ってしまうことは、かえって関係を損ねる要因となるので注意が必要です。
それとは逆に、自分の主張を相手に押しつけるという態度も、関係を損ねる要因となりますので、少し控えることを覚える必要があるでしょう。
自分自身の意向をはっきり示し、それと同時に相手の意向にも耳を傾ける。
これが正しい姿勢であるといえるでしょう。
相手を知るのと同時に、自分を知ってもらう事も重要なのです。
そこを避けていては、いつまでも相手を知ることはできないし、自分を知ってもらうこともできないでしょう。
それでは、真の安定を築くことはできません。
例え手間がかかる方法でも、いつまでも避けていては何も解決できないのです。

困難に直面したくないから、見ない、聞かない、望まない、という逃避は、かえって大きな困難に直面する要因になります。
日頃から、一つ一つの困難にきちんと向き合い、その都度解決していれば、影響も手間も少なくてすみます。
ですから、困難は小さなうちに、こまめに解決しておいた方が良いでしょう。
そうしないと、自分の手には負えないほどに大きな困難に成長してしまいます。
どのように些細な事柄でも、経験すると言うことは、今まで知らなかった知識に触れる機会を得た事を意味しており、霊的成長に繋がる貴重な経験となります。
しっかりと見据え、自分自身の霊的成長に役立てましょう。
逃避は霊的成長を阻害しますが一時的なものですし、それもまた一つの経験ですので、それで苦労することになったとしても、それはそれで霊的成長の糧となるのです。

皆様が経験している様々な出来事は、全てが霊的成長の糧となるものですから、正解にも不正解にも、それぞれに意味があります。
それぞれの霊的な成長度合いに見合った経験を、必要に応じて積んでいるに過ぎないのです。
大切なのは、直面した出来事をどのように受け止め、どのように判断するのかということです。
急速に成長する者もいれば、緩やかに成長する者もいますが、それらのものを単純に比較することはできません。
予備知識や経験が豊富であれば、問題に対してより正確な判断ができるのは当たり前のことです。
予備知識も乏しく経験も浅ければ、問題に対して誤った判断をしやすいのは当たり前のことです。
前提条件が異なる両者を、同一の基準で比較することは無意味な行為なのです。
過去よりも現在の自分の方が成長していることを確かめるのは大切なことですが、他人と自分を比較して、どちらがより優れているのかを競うことは、霊的な成長には全く関わりの無い、本当に馬鹿げた行為なのです。

困難を迅速に克服できるようになるためには、一つでも多くの困難を克服し、因果律への理解を深める必要があります。
困難に立ち向かっては失敗をし、悔しい思いをしながら何度でも挑戦し、ようやく克服出来たという実績を上げる経験がとても大切なのです。
困難を一つ克服すれば、一つ困難を回避する術を学んだことになります。
困難を二つ克服すれば、二つ困難を回避する術を学んだことになります。
その様にして、より多く回避できる困難を増やしてゆけば、これから訪れるであろう困難に対して事前に準備できることも増えるため、より安定した社会の実現に繋がるのです。
困難ときちんと向き合い、日々対処に努めていれば、いつか必ず、直面している多くの困難を克服することができるでしょう。
昨日より今日、今日より明日と、日を追うごとに困難を克服できる可能性は増してゆきます。

もしも失敗をしてしまったとしても、そこで慌てる必要はありません。
それを失敗であると自覚するためには、それ相応の経験と知識が必要なのですから、何も気づかずに過ごしてきた日々に比べれば、大きく成長したといえます。
失敗を失敗と気づかずに、あるいは失敗と認めたくないために、一人では抱えきれないほどの困難と向き合う羽目になるという事例はいくらでもあります。
ですから、もし失敗してしまったとしても、早々に失敗に気づけたことを幸いと思い、別の方法を試してみるのがよいでしょう。

自分の能力をきちんと把握しておくことは、霊的に成長する上でとても重要です。
これは、困難を克服する際に大きく役立つことでしょう。
自分の能力をきちんと把握できていると、今の自分には一体何ができて、何が不足しているのかを判断するための材料となるので、何をするにしても、今後の方針を決定する際に適切な判断をしやすくなるのです。
自分の能力を把握できていれば、適切なタイミングでより効果的に実力を発揮する助けとなることでしょう。
霊的な成長という意味では、例え予備知識や経験が不足していたとしても、それ自体は大きな障害にはなりません。
出発地点からどれだけ前進できたかによって、どれだけ霊的に成長できたか判断されるので、不足部分に気をとられる必要はありません。
自分に不足している知識、あるいは経験が何であるのかをきちんと把握していれば、今後何をすればよいのか、進むべき道筋はきちんと見えてくるものなのです。
豊富な経験と知識は生きてゆく上でとても役立つものですが、不足しているものは仕方がありませんから、これから少しずつ経験と知識を蓄えてゆきましょう。

(2014年5月28日)





上記記事は、『銀の紐を越えて』掲載記事【肉体と霊体&苦境を避ける術(メッセージ14)】の内容のうち、特に『苦境を避ける術』の部分について、霊媒Mの通信精度向上に伴って、再度詳細な説明をお願いしたものです。
通信の送り手が提供する情報は同じであっても、受け手の霊媒の通信精度の違いによって、これほど内容に違いが出るのだという部分を感じて頂ければ、今回の試みに挑戦した目的は果たされていると思います。

なお、今回の記事には含まれていない『肉体と霊体』の部分については、以下の記事にてメッセージ修正版を掲載しておりますので、興味のある方は併せてご覧下さい。
【霊的成長と肉体の関係[メッセージ修正版07]】

Silvercord管理人 





上記記事の内容についてのご意見・ご感想・ご質問はコメント欄よりお寄せ下さい。
また、コメントを投稿される際は、記事【『銀の紐を越えてα』の開設にあたって】に掲載中の『ご覧の皆様へのお願いと連絡事項』をご覧下さい。

2014年6月1日日曜日

霊の学舎としての物質界と因果律の作用(後編)[メッセージ修正版05.2]

今回は、前回のお話を踏まえて、埋め合わせの法則というものを改めて考えてみることにしましょう。
埋め合わせの法則という表現よりは、因果律と表現した方が適切かもしれません。
自分の行いに等しい結果が訪れるのが、埋め合わせの法則(因果律)です。
正しき行いには霊的成長があり、悪しき行いには霊的成長の停滞があります。

一見正しい行いに思えても、実際には周囲へ悪影響を及ぼしている場合は、思い通りの結果には至らず、苦しい日々を送ることになるでしょう。
なぜそのような結果を招いてしまったのかを正確に理解し、適切な対応ができるまで、苦しい状況が改善されることはありません。
行動する動機となった心がけがどんなに正しいものであったとしても、問題に対する理解不足による見落としや、経験不足による甘い見通しにより、物事がうまく運ばないということは、経験済みの方も大勢おられることでしょう。
これらの問題を解決するために必要なのは、問題の核心部分を理解しようとする心構えです。
問題の核心部分を理解するためには、自分の失敗を客観的に評価できる必要があります。
これはとても難しい作業だと思います。
抵抗を感じる方も大勢おられることでしょう。
自分自身の至らない部分に注目し、修正を図るためには、心の葛藤が生じるかもしれません。
認めたくない気持ちが膨らんで、どうにもならないかもしれません。
それでも、認めなければ前に進むことができないのであれば、思い切って覚悟を決めた方が、気持ちもずいぶんと楽になるものです。
問題を解決したいけれど、失敗を認めたくない気持ちに捕らわれているという二重苦を抱えるよりは、どんなに楽なことでしょう。
何事も、覚悟を決める前が一番苦しいものなのです。
一度覚悟を決めてしまえば、後は前進あるのみです。
全てを一度に理解しようとしても無理ですから、問題が発生したらその都度見直しを図り、改善を試みるのが良いでしょう。
それらの作業を繰り返すうちに、問題の全貌を把握することができるようになります。
問題の全貌を把握できるころには、解決策も発見し、状況を改善することが可能となることでしょう。
一つ問題を解決する度に、一つずつ霊的に成長してゆきます。

一見どんなに素晴らしい行いでも、心がけが悪しきものであれば、霊的に成長することはできません。
その心にあるのは邪な願いを叶えることであり、平安を望んだ結果ではありません。
その行いには必ず矛盾が存在し、気に入らないものに対しては、大変残酷で傲慢です。
そのような心がけで何を行ったところで霊的成長は見込めず、同じ場所に停滞し続けるのです。
このような者たちは、霊的に死した人々といえるでしょう。
自分の心がけが悪しきものであると認識し、改善を図るために行動を起こすまで、霊的な成長は見込めません。
何度でも同じような場所に生まれ、何度でも同じような経験を繰り返す事になるでしょう。
自分自身からは、何があっても逃れられないのです。

物質界では、埋め合わせの法則(因果律)は正常に機能していないように感じられるかもしれません。
「正直者が馬鹿を見る」という言葉をよく耳にしますが、なぜ、その様なことになっているのでしょう。
資金力と権力がものをいう世界というのが、今の物質界の主流といえるでしょう。
あらゆる手段を行使して、奪い合いをしてでも、勝ち残らなければ生きていけないほど、地球環境が過酷であると言えるのかもしれませんが、果たして、生き残る方法は本当にそれだけなのでしょうか。
人間の皆様は、よくよく周囲を観察して、違う道を模索する必要があるように思います。

答えは常に目の前に用意されており、いつでも手にすることができるのに、見ようともしないし、聞こうともしていないようです。
何が本当に自分自身のためになるのかをきちんと把握できずに、徒に争いを起こし、略奪と殺戮を繰り返しているように見えます。
何も、神々が人間に意地悪をして、答えを分かり難くしているわけではありません。
人間自身が安易な方法を好み、手間のかかる方法を試そうとしていないだけなのです。
一部の者たちの利益のために安易な方法を選び、それを邪魔する者を片っ端から排除しているようでは、いくら時間が経っても社会全体が霊的に成長することは難しいでしょう。
結果として、とても過酷で暮らしにくい社会が誕生するというわけです。
いつも何かに怯えて暮らすことになるでしょう。

物質界でも因果律を目に見える形で正常に機能させたければ、人間自身が自分たちで法整備をし、正しく機能できるシステムを構築する必要があるのです。
自分自身が行動を起こさなければ、誰も代わりに行ってくれる存在など無いのだということを、きちんと知っておく必要があります。
神々は、物質界を取り巻く法則を維持管理するための存在であり、人間の都合に合わせて働くロボットではないのです。
人間が自分たちの力で実現する必要のある事柄を、神々に代わりに実現してもらおうと考えるのは誤りなのです。
自分たちの力で、試行錯誤しながら完成を目指す事に意味があることを、よく覚えておきましょう。
それらの作業を行う中で、多くの事柄を学び、神々の境涯へと仲間入りするための基礎知識を身につけることができるのです。

(2014年5月19日)





上記記事は、『銀の紐を越えて』掲載記事【埋め合わせの法則(メッセージ12)】の内容について、霊媒Mの通信精度向上に伴って、再度詳細な説明をお願いしたものです。
通信の送り手が提供する情報は同じであっても、受け手の霊媒の通信精度の違いによって、これほど内容に違いが出るのだという部分を感じて頂ければ、今回の試みに挑戦した目的は果たされていると思います。

また、前回投稿した記事【霊の学舎としての物質界と因果律の作用(前編)[メッセージ修正版05.1]】にてお知らせしておりますように、前回と今回の記事は二部構成になっておりますので、双方の記事を併せてご覧下さい。

今回のテーマ、『埋め合わせの法則』については、物事の全体像を俯瞰できる霊界の住人の視野と、物質的な存在を観察する機能に特化した人間の視野の違いが、端的に表れているのだと思います。
人間が見る限りでは、「世の中に遍く因果律が作用している」とは信じられない場面に出会う場合があります。
例えば、傍から見た限りでは当人に原因があるとは思えなくても、何故か非常に不遇な状態に置かれている人が居ります。
あるいは、傍から見ると極悪極まりないようでも、その報いを受けるでもなく人生を謳歌している様に見える人も居ります。
そうなるには、それなりの原因と経緯があるからなのですが、その原因と経緯の全貌がしばしば人間の視野を越えている場合もあります。
特に、これといった理由も思い当たらないのに、不遇な状態に置かれている場合には、『埋め合わせの法則』 として、今は不遇でも行いに誤りがなければ、いずれ何らかの形で不遇な状態の埋め合わせがされる――と言った文脈で説明されているようです。
しかし、不遇な状態に置かれる時点で、それ以前に自分自身が不遇な状態に追いこまれる原因があったはずですので、その原因を突き止めて改善しない限り、不遇な状態の解消は見込めません。
この『埋め合わせの法則』とは、上記記事にもあるように『因果律』の一形態にすぎないのですが、あえて『因果律』の一形態を切り分けることによって、因果律の理解を恣意的に歪めてしまう可能性を憂慮してしまいました。

また、霊媒から前回投稿した記事【霊の学舎としての物質界と因果律の作用(前編)[メッセージ修正版05.1]】を受け取った時には、テーマである『埋め合わせの法則』との関連性がよく分からなかったのですが、上記記事の最後の段落を見た時に、この記事が二部構成である理由と前編の必要性が理解できました。
私たち人間が暮らす世界(=物質界)は霊の学舎であるから、社会秩序を維持するという形で『因果律』のシミュレーションが出来る様になっているのでしょう。
記事【宇宙の構造と人間が目指すもの[メッセージ修正版01]】で示されているように、今は人間として肉体に宿っている私たちも、いずれは物質界の秩序を維持する(=物質の因果律を維持する)神々の境涯に至るようですから、その時に備えた練習の機会なのでしょうか。

Silvercord管理人 





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2014年5月23日金曜日

霊の学舎としての物質界と因果律の作用(前編)[メッセージ修正版05.1]

人間のみならず、この世界に暮らす全ての生物は、自分で物事を選択し、結果をその身に受けることにより、多くを学び、それらの経験を霊的成長の糧としております。
その法則は、霊界にも当てはまります。
霊的成長を促す場所として、皆様の暮らす物質界が存在し、霊界では経験できない多くの事柄を学ぶことが出来る、大変貴重な場所なのです。
肉体による制約があるために、霊の状態でいるよりも不便な部分はありますが、その不便なところが、学びのためには最適なのです。

霊たちの学舎として物質界が存在し、大勢の霊たちの霊的成長に大きく貢献してきたのです。
霊が人間として物質界に生まれる際には、それぞれ成長段階に応じた目的意識を持ち、それらの目的に適った環境を選びます。
生まれた後に、当初の目的を達成するためには、状況に応じて適切な判断をする必要があります。
自分一人だけで暮らしているわけではないので、周囲の人間の選択によって大きな影響を受けることが多々あります。
特に子供のうちは、親や周囲の大人たちの影響を大きく受けることになるでしょう。
時には、自分にとって不利益になる事柄を、周囲の人間の判断によって決められてしまう場合もあります。
そのような周囲の人間と関わる経験を通じて、自分は一体何を選択して、どこへ向かうのか、目的のために必要な事柄は一体何であるのか、自分自身で判断して行動を起こす事の意味を少しずつ学んでゆきます。

人間として霊的成長という目的を達成するには、一筋縄では行かないことが多く、最初のうちは失敗ばかりで、目的を果たすことは難しいかもしれません。
長く生きるうちに、嫌な思いも沢山することでしょう。
一度の生涯では目的を果たせず、二度、三度と、同じ目的のために転生を繰り返す事もあるでしょう。
失敗の原因が何であるのかを理解するまで、同じ失敗を延々と繰り返すのです。
しかし、一度失敗の原因に気づいてしまえば、全く同じ失敗をすることはなくなります。
失敗から新たな事実に気づくという作業を繰り返すことで、徐々に重大な失敗をしなくなり、些細な失敗にとどまる様になります。
それらの経験によって徐々に核心に迫り、最終的には目的を達成することになるのです。
様々な経験を通じて視野も徐々に広がり、当初の目的を達成する頃には新たな目的が発生することでしょう。
そうしたら、新たな目的を果たすべく、必要に応じた環境で、新たな経験から更に多くの学びを得てゆくのです。

物質界が霊のための学びの場である事を考慮したときに、現世において人間として行った数々の所業は、死を迎えればリセットされると考えるのは間違いであると言えるでしょう。
むしろ、それら生前の行いを踏まえて、学びの場として最適な環境を選択し、再び物質界に舞い戻ることになるでしょう。
今の環境や待遇に不満があるのならば、それを解消する方法を学び、実行する必要があるのです。
自ら望み、行動を起こさなければ、いつまでも同じ場所にとどまり続けることでしょう。
それは、生前も死後も代わりありません。
どのような状況下であろうとも、自分自身からは逃れられないのです。

(2014年5月2日)





上記記事は、『銀の紐を越えて』掲載記事【埋め合わせの法則(メッセージ12)】の内容について、霊媒Mの通信精度向上に伴って、再度詳細な説明をお願いしたものです。
通信の送り手が提供する情報は同じであっても、受け手の霊媒の通信精度の違いによって、これほど内容に違いが出るのだという部分を感じて頂ければ、今回の試みに挑戦した目的は果たされていると思います。

また記事の表題に(前編)とあります様に、このテーマについては前編・後編の二部構成でお届け致します。
つきましては、近日中に後編を投稿致しますので、しばらくお待ち下さい。

Silvercord管理人 





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2014年4月1日火曜日

人間としての経験を重ねる意味と神々の関与[メッセージ修正版04]

人間が霊的に成長するためには、日常生活を通じて、様々な経験をする事が必要です。
神々は、人間の霊的成長を促すために、この世界を創造し、維持管理を続けています。
人間が神々の境涯に辿り着くまで、少しでも多くの経験が出来る環境を提供し、人間の霊的成長を促すことが、地球環境を管理している神々の目的です。

地球の環境は、人間のみならず、地球に暮らす全てのものたちが霊的に成長しやすいように、様々な工夫がされております。
困難に立ち向かい、問題を一つずつ解消してゆく経験は、霊的成長に大きく貢献をすることでしょう。
そうした経験を通じて、認識が曖昧だった事柄にも、徐々に確信が持てるようになるのです。

確信できる事柄が神々に追いついたとき、人間は人間の境涯を卒業し、神々の仲間入りをする事になります。
そのためには、地球環境の中であらゆる経験を積み、人間を理解する必要があります。
人間として、この世界に生まれた意味を考えることも大切ですが、それだけではなく、人間という存在そのものを理解する事がとても重要なのです。
人間という存在について追究し、理解を深める事こそが、霊的真理を解き明かす鍵となることでしょう。
人間であれ地球であれ、ありのままの姿を観察し、その性質を知る事です。
人間であることに抗うのではなく、人間でいる間にしか出来ない経験を大切にしましょう。

一度の生涯では、人間としての経験を充分に積むことが出来ないので、輪廻を繰り返す事になります。
人間としての生涯を何度も繰り返し、あらゆる経験を積み、人間を極めたときに、初めて解脱出来るのです。
これら人間としての経験を積むことは、神々に仲間入りして活動する際に、最低限必要な知識を得るためにも重要な事なのです。

(2014年03月21日)





上記記事は、『銀の紐を越えて』掲載記事【人間が劣っているわけではない(メッセージ6)】の内容について、霊媒Mの通信精度向上に伴って、再度詳細な説明をお願いしたものです。
通信の送り手が提供する情報は同じであっても、受け手の霊媒の通信精度の違いによって、これほど内容に違いが出るのだという部分を感じて頂ければ、今回の試みに挑戦した目的は果たされていると思います。

また、この記事は以前投稿した記事【宇宙の構造と神々や人間が目指すもの[メッセージ修正版01]】の項目『人間の目的』 に対する、より詳細な説明と位置づけられる内容だと思いますので、関連する記事の内容を見比べながら、私たちが『人間としての経験を重ねる意味』について、考えを深めるきっかけとして頂ければ幸いです。

Silvercord管理人 




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また、コメントを投稿される際は、記事【『銀の紐を越えてα』の開設にあたって】に掲載中の『ご覧の皆様へのお願いと連絡事項』をご覧下さい。

2014年3月1日土曜日

メッセージを地上に送る理由と霊界通信に向き合う姿勢[メッセージ修正版03]

私どもが人間の皆様にメッセージを送る理由は、人間の成長を促すことは、宇宙に暮らすすべての霊の成長にも深く関係があるからなのです。
人間だけではなく宇宙にも輪廻があり、宇宙も解脱を目指しています。
宇宙が解脱するためには、人間も今の境涯から解脱し、神々の境涯までたどり着く必要があります。
宇宙の解脱は神々にとっても重要な事柄であり、神々が更なる成長を遂げるために必要不可欠なものなのです。
この宇宙に関わるすべての霊は、いわば運命共同体のようなものなのです。
己の成長を望み、日々精進しているのは人間だけではなく、神々も同じで、更なる前進のために学んでいるのです。
人間や神々だけではなく、この宇宙に暮らす全ての霊は、霊的に成長することを目的とし、そのために必要な経験を日々積み重ねているのです。
宇宙に存在する全ての霊が、試行錯誤を繰り返す過程で学びを得るために、人間をはじめとした多くの生物たちが暮らす世界が存在しております。
その世界は、霊たちの成長に必要不可欠な経験が出来る、とても価値のある場所なのです。

人間に限らず、霊的に成長するためには、どのような物事に対しても、自ら経験することで確信を持てるようになる必要があります。
ですから、多くの人間が考えているような(宗教などで言及される)『神々による救済』のイメージは、現実には全く当てはまらないものであると考えてください。
人間が自分たちの力で事を成し遂げるという経験がとても重要であり、霊的成長には必要不可欠な要素なのです。
私どもが中途半端に手助けをして、人間が学ぶ機会を逸してしまうことは、人間を堕落させてしまうため、細心の注意を払いながら接しているのです。
一見理不尽な事柄でも、その経験が後の成長に繋がると判断したものであれば、人間から『適切な要請』があるまでは、一切手出しをすることはありません。
ここでいう『適切な要請』とは、人間が主体的に行動する事に連動して、神々など霊的な存在にしか関与できない事柄に関しての処理と、自分たちの活動に対する後押しを願うことです。
成果として現れるまでには時間がかかることもありますが、誤った方向へ進んでいなければ、必ず支援の手は差し伸べられます。
神々と心を通わせる事がとても大切です。
神々と心を一つにして日々精進していれば、今抱えている問題も、解決する術を必ず見つけることが出来るでしょう。

神々は、人間に都合の良いお願いを、何でも受け入れて聞いてくれるロボットではありませんので、そのことをよく肝に銘じておいてください。
ですが、人間には解決不可能な事柄を要求しているわけではないので、どんなに時間がかかっても、必ず解決する方法があるということも、よく覚えておいてください。
いくら経験が必要であるといっても、さすがに、人間に解決不可能な事柄まで、そのまま放置するようなことはありません。
そこのところはきちんと管理しておりますので、安心してください。
私どもが、人間のあるがままに任せている事柄は、すべて人間の力で解決可能な事柄なので、試行錯誤して答えを探してみてください。
諦めなければ、正しい答えはいつか必ず見つかります。


このような霊界通信は、現時点では、人間には検証不可能な事柄も多いため、盲信することはとても危険な行為です。
私どもが神であると語ったところで、それを証明する術は何もないということを、きちんと理解しておきましょう。
検証できない情報の判断は、とりあえず保留して、検証できそうな事柄に関しては、検証してみてから判断するようにしましょう。
よく理解できない事柄を安易に信じてしまうのは、自ら危険地帯に足を踏み入れ、犯罪に巻き込まれるようなものであるということを肝に銘じておきましょう。

神々と霊媒である人間が会話を交わすのは、人間同士や神々同士で会話するように簡単なものではありません。
ですが、異世界間での会話手段は、今のところ、霊媒を通じた霊界通信しかありません。
人間と神々という種の違いを超えた会話には、どうしても正確性を欠いてしまうという難点があるのです。
ですから、霊界通信に完璧なものは一つも存在していないという事を、きちんと理解した上で読んでください。

生活環境や日常での経験、これまでに学んだ基礎知識など、霊媒の個性の影響を大きく受けてしまうのが霊界通信です。
もし仮に、先入観や固定観念の強い霊媒が霊界通信を受ければ、通信内容自体が歪んでしまい、通信元が意図したものとは、似ても似つかない内容になってしまうこともあります。
なるべく自分の意思に左右されないように、細心の注意を払っていたとしても、ある程度は通信内容に霊媒の意思が反映されてしまうものです。
結果として、それらの情報には必ず偏りが生じてしまいます。
人間は機械とは違うので、ある程度の偏りは仕方がありません。
霊界通信は、神々と人間の間で伝言ゲームをしているようなものですので、非常に曖昧なものであるという前提で、慎重に接するようにしましょう。

学者たちが新たな技術や概念などの発見することで、将来的には、霊についても学術的に説明することが可能になることでしょう。
ですが、それはまだ遠い未来のお話ですので、確証のないものに接する際は、くれぐれも注意しましょう。

(2014年2月18日)





上記記事は、『銀の紐を越えて』掲載記事【メッセージを地上に送る理由(メッセージ5)】の内容について、霊媒Mの通信精度向上に伴って、再度詳細な説明をお願いしたものです。
通信の送り手が提供する情報は同じであっても、受け手の霊媒の通信精度の違いによって、これほど内容に違いが出るのだという部分を感じて頂ければ、今回の試みに挑戦した目的は果たされていると思います。

また、管理人の個人的な経験として、昨年末から今までの間に、霊界通信やチャネリングとしてインターネット上に公開されている幾つかのサイトを閲覧し、また霊媒Mの意見を伺う機会がありました。
その中には、何らかの霊的な存在の通信を受けていると思われるものの、霊媒の受け方が弱い為に曖昧な内容に止まっているサイトもあれば、霊的な存在は全く関わっていないサイトもありました。
それらの中でも最も危険だと感じたのは、何らかの霊的存在の通信を受けておりながら、通信の送り主の悪質な意図を見抜けないまま、多くの人々を誤った方向に導いている事例を実際に確認した事でした。
そちらのサイトについては、人々に及ぼす影響の大きさを考慮して、霊界の住人の皆様が霊界側の問題については対処したとのことですが、通信の受け手である霊媒自身の先入観の影響により、受け取った通信の内容が歪んでしまったり、通信の送り手の性質が的確に判断できない状態に陥っていた影響もあるようです。
その霊媒の方には、今後神々のメッセージを人々に伝える為の担い手になるチャンスが与えられたようですが、 どの様な選択をするのかはその霊媒の方次第なのだそうです。
この様に、霊的な存在からのメッセージをインターネット上に公開しているサイトの中には、私たちにとって参考になる所もあれば、誤った方向へ導こうと誘導する場所もありますので、ご覧の皆様には慎重に信憑性を見極めた上で、上手に霊界の住人の皆様のアドバイスを活用して頂きたいと思います。

ここでは、記事の中で取り上げたサイト名は伏せておきます。
管理人の個人的な経験を紹介する事によって、ご覧の皆様が霊界通信を取り扱う参考にして頂くのが目的で、特定のサイトを批判する意図は無いからです。
どのサイトがどの様な目的で運用されているのかを見極めるのは、そのサイトを利用する皆様の判断に委ねられるのだと考えております。

Silvercord管理人 





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2014年2月1日土曜日

霊界と地上界を繋ぐ拠点と霊的エネルギーの役割[メッセージ修正版02]

霊界と人間界を繋いでいる拠点と呼ばれる場所は、世界に6カ所存在しているのですが、現時点で扉が開かれ、拠点として機能しているのは、日本とバチカンにある2カ所のみで、他の4カ所は、いずれ開かれるときが来るまで閉じた状態になっております。
これらの拠点は、神々が人間に霊的な働きかけを行うための大切な場所であり、人間が今以上に成長するためにとても重要な役目を果たしております。
それぞれの拠点には、あらかじめ定められている守人がおり、覡(かんなぎ)役を務める人間がそれぞれの拠点に必ず一人ずつ存在しております。
この覡役を務める者は、この世界に誕生する前に神々と契約を交わしているので、人間の一方的な都合で変更することはできません。
覡役の者は、神々から送られてきた霊的エネルギーをその身に受け取り、人間が活用しやすい状態へと調整を行っております。
それらの霊的エネルギーは、調整を終えた後に、それぞれに設けられている中継点(*注1)を経由して、皆様の元へ届けられております。

これら拠点と呼ばれる場所は、人間が自身の成長を望み、より多くを自らの手で成し遂げたいという要求に応えて開かれているのです。
新しい文化や科学技術など、これまでには存在しなかった多くの物を、人間が知性を働かせて創造するために必要な霊的エネルギーを、その要求に応じて供給する場所として、とても重要な場所であると言えるのです。
これらの場所を破壊しようとする者は、常に存在しており、あらゆる手段で攻撃を仕掛けてきます。
これらの者は、成長を拒絶する者であり、現在を永続させることを望む者たちなのです。
成長を拒絶する者たちは、怠惰で卑怯で攻撃的です。
破壊は得意ですが、創造は苦手です。
これらの特徴を持つ者たちは、最も神から遠い存在であると言えるでしょう。

勘違いしないでいただきたいのは、これらの拠点を通じて供給されている霊的エネルギーは、あくまでも人間が霊的エネルギーを上手に活用出来るようになるために、訓練用に供給されているものであり、この世界の根本を支えている基礎的なエネルギー(*注2)ではないということです。
世界の根本を支えている基礎的なエネルギーも、霊的エネルギーには違いがありませんが、人間が扱っている霊的エネルギーのように影響力が限定的なものとは異なり、より複雑で、影響もより広い分野に及びます。
神々は霊的エネルギーを活用する上での仕組みを作ることが出来ますが、人間は定められた仕組みに則って霊的エネルギーを活用することしか出来ないのです。
神々は設計者であり制作者でありますが、人間は利用者という立場の違いがあるのです。
どんなに霊的成長を遂げている人間でも、さすがに世界を支える霊的エネルギーを扱うことは出来ません。
それは神々の役割であり、人間の役割ではありません。
人間の役割は、この世界で充分に経験を積み重ね、多くを学んで成長し、神々の境涯までたどり着くことなのです。
もし仮に、神が人間としてこの世界に誕生したとしても、人間の立場では神々の役割を担うことは出来ません。
元が何であれ、人間はあくまでも人間です。
人間が神と同じ役割を担えないという決まりは、例えどのような状況でも侵すことは出来ないのです。
何か新しい物を利用する際には、説明書をよく読んで、正しい使い方をしないと、事故や故障の原因になるということは、人間の世界でも日常的に経験できることだと思いますが、それと同じことなのです。

拠点を通じて供給されているものは、あくまでも教材として供給されている霊的エネルギーなので、 例え活用に失敗しても、世界そのものが消滅してしまうようなことはありません。
ただ、場合によっては人間が暮らしにくい環境になり、人口が激減する可能性はある(*注3)ので、ご使用の際には細心の注意が必要なのです。
汚染されたなら浄化する必要がありますし、自然災害の影響を受けやすい土地であれば、災害に応じた対策を施す必要がありますね。
それらはどれも、創造性を働かせなければ実現できません。
供給されながらも上手に活用されずに不安定化した霊的エネルギーは、回収専門の神々の手により回収され、再び拠点を通じて必要な場所へと供給されることになります。
これら霊的エネルギーの回収作業は、現在のところ活発に行われている状態のため、扱う量がとても多く、人間の身では負担が大きすぎて耐えられないので、供給する際に行われているような方法は用いておりません。
活用されずに回収されてしまう霊的エネルギーの量が多いということは、必要があるのに活用できていない部分が数多く存在しているということです。
いったい何が必要行動の邪魔をしているのか、よく考えてみましょう。

それでは、もしも拠点が機能しなくなった場合には、この世界はどうなってしまうのでしょうか。
拠点が機能しなくなるということは、創造性を働かせるために必要な霊的エネルギーの供給が止まることを意味しておりますので、文明は徐々に衰退し、人間の生活レベルは退化してしまうことでしょう。
世代交代するごとに、徐々に知性は失われ、より動物的な感覚で行動する世界へと変化してゆきます。
人類社会は退化してしまうのです。

現時点での可能性としては極めて低いのですが、今後の人間の選択次第では、今開かれている拠点を閉じて、霊的エネルギーの供給を止めることもあるでしょう。
人間が霊的エネルギーを扱えるまでに成長するには、もう少し時間をおいた方がよいと神々に判断されるような未熟な選択を人間がした場合は、拠点がすべて閉じられ、神々は人間から距離を置くことになるでしょう。
その後の人間の選択次第では、再び拠点が開かれ、創造的な活動が活発に行われるようになるのです。

これまでの説明からも分かるように、世界に6カ所存在している拠点は、人間が知性を働かせ、創造的な活動をするために必要な霊的エネルギーの供給口であるのです。
そして、覡役の者は、それらの霊的エネルギーを個々の人間に供給する前に、より活用しやすい形に調整するという、とても重要な役目を担っているのです。
思考力を働かせることこそが人間らしさであるならば、拠点とは、そして覡役とは、人間が人間らしく暮らすためには必要不可欠な存在といえるでしょう。
その存在を失うということは、より動物的な状態に近づくことであり、人間が現在よりも退化した証となることでしょう。

(2014年1月22日)






注1:
『霊界と地上界を繋ぐ拠点』を通じて注がれた霊的エネルギーは、以下の中継点を経て私たちの元に送られることが、現時点では明らかになっております。

霊界(霊的エネルギーを送る役割を担う神様がいるようです)

霊界と地上界を繋ぐ拠点(世界中に6カ所存在し、人間の進化に伴って開閉するようです)【銀の紐を越えて:『霊界と地上界を繋ぐ拠点』と日本の役割について】参照

要の土地(現時点で東京の拠点が管轄する地域内には7カ所存在しますが、詳細な場所が分かっているのは、本州・四国の4カ所です)【銀の紐:要の土地】参照

都道府県別の中継所(都道府県毎に霊的エネルギーの供給の中継する場所があるようです。既に東京の要の土地(=平将門の首塚)が管轄する都県については、それぞれの中継所が明らかになっておりますが、霊媒が現地で確認を行った上で順次ご紹介する予定です)

町村別の中継所(皆様の地元の神社・仏閣などのうちの一部と思われますが、対象となる場所の数が多すぎますので、霊媒Mが個別に場所を特定するのは、物理的に無理があります)

人間(人間の創造性や思考力に働きかける)

注2:
霊界と地上界を繋ぐ拠点にいる覡役の者を通じてもたらされる霊的エネルギー以外に、神様が直接管轄している霊的エネルギーがあるようです。
こちらのエネルギーについては、霊媒Mの通信精度向上に伴って、この度新たに得た情報ですので、管理人の理解も追いついておりません。
記事にもあるように、覡役の者を通じてもたらされる霊的エネルギーは、人間の創造性と思考力に働きかけるようですが、神様が直接もたらす霊的エネルギーは、物質の状態を維持したり、この世界の法則性を成りたたせるように働きかけるそうです。
この点については、後日改めて詳しく説明する必要性を感じておりますが、追加の記事をいつ頃お届けできるのかは未定です。

注3:
『銀の紐』掲載の記事【『将門の首塚』の役割(その1)】にて、霊的エネルギーが上手に使用されていない場合の影響について説明しております。
同じく、記事【天皇陛下と中国国家副主席会見の裏側】にて、中国向けの霊的エネルギーの供給が停止された事をお伝えし、その後記事【中国への霊的エネルギー供給について】にて、中国への霊的エネルギー供給が一部再開されたことをお伝えしました。
しかしその後、中国への霊的エネルギー供給が完全に再開されたとは伺っておりませんので、未だに中国では、霊的エネルギーのアンバランスな状態が改善していないと考えられます。
霊的エネルギーが上手に利用されないまま、アンバランスな状態が継続してしまうと、どの国であっても現在の中国のようになってしまうということだと思います。


上記記事は、『銀の紐を越えて』掲載記事【世界のおへそ(メッセージ4)】の内容について、霊媒Mの通信精度向上に伴って、再度詳細な説明をお願いしたものです。
通信の送り手が提供する情報は同じであっても、受け手の霊媒の通信精度の違いによって、これほど内容に違いが出るのだという部分を感じて頂ければ、今回の試みに挑戦した目的は果たされていると思います。
この様な試みを定期的に繰り返すことによって、私たち人間は霊界の住人の皆様についてや、この世界の仕組みについての理解を、更に深めて行くことが出来るのだと考えております。

Silvercord管理人 





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また、コメントを投稿される際は、記事【『銀の紐を越えてα』の開設にあたって】に掲載中の『ご覧の皆様へのお願いと連絡事項』をご覧下さい。

2014年1月1日水曜日

宇宙の構造と神々や人間が目指すもの[メッセージ修正版01]

皆様に基礎知識として知っておいていただきたい情報がございますので、まずそちらを簡単にご説明させていただきます。





■ 人間の目的

人間の皆様は、この世界で輪廻を繰り返し、多くの経験を経た後に輪廻の輪を超え、神の境涯に到達することを目標として設定されております。
神々の境涯まで成長し、そこで極めることこそが皆様が目指す場所なのです。





■ 宇宙も輪廻を繰り返している

輪廻という概念は宇宙にも存在しており、宇宙全体が輪廻の輪を超え、更なるステージへとステップアップすることが目標です。
この宇宙も、もう何度も輪廻を繰り返し、そのたびに少しずつ成長し、完成へ向けて一歩ずつ歩んでおります。
ですが、まだ完成されるには程遠い状態です。





■ 人間と神々の役割の違い

人間の皆様は、ご自身の成長を目的としてこの世界で経験を重ねる存在ですが、私ども神々は、人間が暮らす世界を含めた宇宙を満たしている霊的エネルギーの循環を管理し、秩序を保つ役割を果たしております。
神々の役割の一つとして、人間の成長を促す作業も含まれているのです。





■ 神々の目的

宇宙規模の輪廻の輪の中には、管理者である神々も含まれており、そこから脱することは、神々の悲願でもあるのです。
そして、輪廻の輪から脱するためには、人間が神の領域まで成長することが必要不可欠なのです。
ですから、私どもは皆様に知識を提供し、成長を促しているのです。
この宇宙に存在する全てのものたちが、この宇宙においての神として極めることが、輪廻の輪を脱する条件の一つとなっておりますから、人間の皆様の成長は私どもにも大きく影響を及ぼしているのです。





■ 宇宙が輪廻を脱する条件

この宇宙が輪廻を脱するには、宇宙内の存在が成長するほかにも、もう一つ条件があります。
宇宙というものは、この宇宙以外にも数多く存在し、それらが寄り集まって一つの形を形成し、維持されています。
それら全ての宇宙において安定を実現し、完成されることが輪廻を脱するもう一つの条件なのです。
人間の身体に例えると、一つの細胞が宇宙と考えられるでしょう。
人間の細胞は定期的に生まれ変わりますが、それは宇宙の輪廻と考えられるのです。
人間には寿命というものがあらかじめ定められているように、宇宙が寄り集まって形成されている存在にも寿命が設定されており、その寿命が尽きる前に全宇宙が完成される状態を実現する必要があるのです。
全宇宙が完成される前に寿命が尽きてしまった場合は、また新たな存在に宿り、そこで同じ過程を繰り返し、再び完成を目指すことになります。
新たな存在に宿る際は、以前と同様の環境を選ぶことになりますので、全宇宙に宿っている霊たちが全て、共に新たな存在に宿ることになるのです。
ですから、この宇宙だけが完成されても、ほかの宇宙が制限時間内に完成されなければ、輪廻を繰り返す結果となるのです。





■ 人間と神々は運命共同体

個々の存在としてみれば、さまざまな成長過程にあり、導くものと導かれるものという立場の違いがございますが、この宇宙に暮らす存在として考えたときに、人間と神々は運命を共有している存在であり、輪廻を脱するための大切なパートナーという考え方が出来るのです。





■ 神々も完成された存在ではない

これまでの話でお分かりのように、神々もまだ完成された存在ではありません。
人間よりは完成に近い存在というだけで、完成されたわけではありません。
私どもの境涯のさらに先があり、その境涯でも更なる成長を遂げる必要があるのです。
人間が神の境涯に達する術は知っていますし、すでに経験済みですので、その情報自体は確信を持ってお伝えすることが出来るものですが、宇宙の輪廻から脱する方法は知っていても、制限時間内に完成させるところまでには至っておりません。
宇宙が完成された姿を見た神は、この宇宙にはまだおりませんし、私どもにとっての神のような存在もおられるので、神を絶対視し、万能の存在であると考えるのは誤りであると言えるのです。





■ 宇宙にも許容量がある

宇宙にも内包できるエネルギーには限りがあります。
ですから、この宇宙に暮らしている霊の数も決まっているのです。
一定数以上にも以下にもなることはありません。
ただ、この宇宙には無数とも思えるほどの境涯が存在しておりますから、宇宙としては一定数の霊が暮らしているとしても、境涯によってはごく少数の霊で成り立っている場所もあれば、大勢犇めき合うように存在している境涯もあるのです。
成熟した霊が増えるということは、神々の境涯に存在する霊が増えるこというであり、逆に地球上に存在する生物は減少してゆくことになるのです。





■ 供給するには回収も必要

現在、拠点となる地に暮らす覡を通して、この世界へ霊的エネルギーを供給しておりますが、当然のことながら、供給し続けるだけではこの世界に霊的エネルギーが溢れてしまい、収拾がつかなくなってしまいます。
地球にも許容量が存在しておりますから、供給し続けるだけでは崩壊してしまうのです。
ですから、一度供給されて不安定化した霊的エネルギーを回収し、安定した状態へと戻した後に、再び供給するという方法をとっております。
現段階では、供給する際は人間を通じて行っておりますが、回収する際は私どもが直接行っている状態です。
将来的には回収する際も人間を通じて行う予定ですが、今はまだそこまで行える状態ではありませんので、今しばらくは神である私どもが直接行うことになるでしょう。
現在一部で実験的には試みておりますが、これが本格化するにはまだ時間がかかることになるでしょう。





■ 忌み嫌われる役目ほど成熟が求められる

皆様は、死神や貧乏神などを忌み嫌う傾向にありますが、それらの神々は一体どのような役目を果たしているのでしょう。
偏りは不安定の原因になりますが、それは何も悪い事に限ったものではありません。
一見すると良いと思われる事柄でも、過剰になれば不安定になるものです。
過剰にならないためには、取り除いたり引き締めたりする作業も必要です。
これらの事柄を請け負っているのが、死神と呼ばれる神々であり、貧乏神と呼ばれる神々なのです。
この世界に必要不可欠だからこそ存在しており、今でも活動を続けているのです。
供給するよりも難しく、とても繊細な作業ですし、この世界の仕組みを理解していないと、とてもではありませんが請け負える仕事ではありませんから、それ相応に成熟している必要があるのです。
神になって初めのころは、供給することにばかり関心を寄せるものですが、供給するだけでは人の成長は見込めず、この世界を支えきれないことにいずれ気付くことになります。
そうしてようやく、取り除いたり引き締めることの重要性を理解するので、結果的に、供給している神よりも成熟した神が、これらの作業を請け負うことになるのです。





■ 人間と神々の新たな一歩

私どもはこれまで、それぞれに活動拠点を築き、宗教組織など特定の存在を用いて、皆様との交流を試みてまいりました。
人間の皆様も、多くの経験を通じて、徐々に成長してまいりました。
今後さらに成長し、将来的には身近に入手できる知識では物足りないと感じる者も現れることでしょう。
更なる知識を必要とする者が現れたときには、入手可能な状態を築いておくために、今から準備しておく必要性を感じております。
そこで、神々と個々の人間が直接繋がりを持ち、情報を共有出来るような仕組みを創るために、現在実験的な試みをしております。(*注1)
この試みで得られたデータを基に、さらに精度を高め、負担も極力抑えるように調整し、準備が出来た者から徐々に繋がるようになって行くことでしょう。
その結果として、霊媒能力を持った人間が徐々に増えてゆくことになります。
ただし、これらの計画が完成するには、人間の成長が必要不可欠ですから、すぐに結果が出るものではありません。


今後は、これらの知識を前提としたメッセージをお伝えすることになります。

(2013年12月20日)





*注1:
ここで申し上げている「神々と個々の人間が直接繋がりを持ち、情報を共有出来るような仕組みを創る」ための実験的な試みとは、その作業を担当する神様と霊媒Mの共同作業として、今年から取り組まれているとのことです。
この度の【銀の紐を越えてα】の開設と、『霊界からのメッセージ』や『霊的知識の教科書』の修正・加筆の作業は、上記作業に支障が及ばない範囲で行われる付帯的な作業となる模様です。


今回投稿した記事は、【銀の紐を越えて】に掲載中の記事【『霊界と地上界を繋ぐ拠点』と日本の役割について(メッセージ107)】を投稿した後に、霊媒Mが霊界の住人の皆様から新たに得た情報のうち、大まかなガイドラインとなるものについて、改めて網羅的な説明をお願いしたものです。
この中には、私たち人間の常識に照らして見た場合に、従来の認識を覆す情報が含まれております。
管理人にとっても、活動休止以前に伺っていた情報と比べてもスケールの大きな内容となっておりますので、十分に理解が深まっているとは言い難い状態です。
この記事をご覧の皆様も、きっと様々な疑問を浮かべているのではないでしょうか。

Silvercord管理人 




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