■ 人間の目的
人間の皆様は、この世界で輪廻を繰り返し、多くの経験を経た後に輪廻の輪を超え、神の境涯に到達することを目標として設定されております。
神々の境涯まで成長し、そこで極めることこそが皆様が目指す場所なのです。
■ 宇宙も輪廻を繰り返している
輪廻という概念は宇宙にも存在しており、宇宙全体が輪廻の輪を超え、更なるステージへとステップアップすることが目標です。
この宇宙も、もう何度も輪廻を繰り返し、そのたびに少しずつ成長し、完成へ向けて一歩ずつ歩んでおります。
ですが、まだ完成されるには程遠い状態です。
■ 人間と神々の役割の違い
人間の皆様は、ご自身の成長を目的としてこの世界で経験を重ねる存在ですが、私ども神々は、人間が暮らす世界を含めた宇宙を満たしている霊的エネルギーの循環を管理し、秩序を保つ役割を果たしております。
神々の役割の一つとして、人間の成長を促す作業も含まれているのです。
■ 神々の目的
宇宙規模の輪廻の輪の中には、管理者である神々も含まれており、そこから脱することは、神々の悲願でもあるのです。
そして、輪廻の輪から脱するためには、人間が神の領域まで成長することが必要不可欠なのです。
ですから、私どもは皆様に知識を提供し、成長を促しているのです。
この宇宙に存在する全てのものたちが、この宇宙においての神として極めることが、輪廻の輪を脱する条件の一つとなっておりますから、人間の皆様の成長は私どもにも大きく影響を及ぼしているのです。
■ 宇宙が輪廻を脱する条件
この宇宙が輪廻を脱するには、宇宙内の存在が成長するほかにも、もう一つ条件があります。
宇宙というものは、この宇宙以外にも数多く存在し、それらが寄り集まって一つの形を形成し、維持されています。
それら全ての宇宙において安定を実現し、完成されることが輪廻を脱するもう一つの条件なのです。
人間の身体に例えると、一つの細胞が宇宙と考えられるでしょう。
人間の細胞は定期的に生まれ変わりますが、それは宇宙の輪廻と考えられるのです。
人間には寿命というものがあらかじめ定められているように、宇宙が寄り集まって形成されている存在にも寿命が設定されており、その寿命が尽きる前に全宇宙が完成される状態を実現する必要があるのです。
全宇宙が完成される前に寿命が尽きてしまった場合は、また新たな存在に宿り、そこで同じ過程を繰り返し、再び完成を目指すことになります。
新たな存在に宿る際は、以前と同様の環境を選ぶことになりますので、全宇宙に宿っている霊たちが全て、共に新たな存在に宿ることになるのです。
ですから、この宇宙だけが完成されても、ほかの宇宙が制限時間内に完成されなければ、輪廻を繰り返す結果となるのです。
■ 人間と神々は運命共同体
個々の存在としてみれば、さまざまな成長過程にあり、導くものと導かれるものという立場の違いがございますが、この宇宙に暮らす存在として考えたときに、人間と神々は運命を共有している存在であり、輪廻を脱するための大切なパートナーという考え方が出来るのです。
■ 神々も完成された存在ではない
これまでの話でお分かりのように、神々もまだ完成された存在ではありません。
人間よりは完成に近い存在というだけで、完成されたわけではありません。
私どもの境涯のさらに先があり、その境涯でも更なる成長を遂げる必要があるのです。
人間が神の境涯に達する術は知っていますし、すでに経験済みですので、その情報自体は確信を持ってお伝えすることが出来るものですが、宇宙の輪廻から脱する方法は知っていても、制限時間内に完成させるところまでには至っておりません。
宇宙が完成された姿を見た神は、この宇宙にはまだおりませんし、私どもにとっての神のような存在もおられるので、神を絶対視し、万能の存在であると考えるのは誤りであると言えるのです。
■ 宇宙にも許容量がある
宇宙にも内包できるエネルギーには限りがあります。
ですから、この宇宙に暮らしている霊の数も決まっているのです。
一定数以上にも以下にもなることはありません。
ただ、この宇宙には無数とも思えるほどの境涯が存在しておりますから、宇宙としては一定数の霊が暮らしているとしても、境涯によってはごく少数の霊で成り立っている場所もあれば、大勢犇めき合うように存在している境涯もあるのです。
成熟した霊が増えるということは、神々の境涯に存在する霊が増えるこというであり、逆に地球上に存在する生物は減少してゆくことになるのです。
■ 供給するには回収も必要
現在、拠点となる地に暮らす覡を通して、この世界へ霊的エネルギーを供給しておりますが、当然のことながら、供給し続けるだけではこの世界に霊的エネルギーが溢れてしまい、収拾がつかなくなってしまいます。
地球にも許容量が存在しておりますから、供給し続けるだけでは崩壊してしまうのです。
ですから、一度供給されて不安定化した霊的エネルギーを回収し、安定した状態へと戻した後に、再び供給するという方法をとっております。
現段階では、供給する際は人間を通じて行っておりますが、回収する際は私どもが直接行っている状態です。
将来的には回収する際も人間を通じて行う予定ですが、今はまだそこまで行える状態ではありませんので、今しばらくは神である私どもが直接行うことになるでしょう。
現在一部で実験的には試みておりますが、これが本格化するにはまだ時間がかかることになるでしょう。
■ 忌み嫌われる役目ほど成熟が求められる
皆様は、死神や貧乏神などを忌み嫌う傾向にありますが、それらの神々は一体どのような役目を果たしているのでしょう。
偏りは不安定の原因になりますが、それは何も悪い事に限ったものではありません。
一見すると良いと思われる事柄でも、過剰になれば不安定になるものです。
過剰にならないためには、取り除いたり引き締めたりする作業も必要です。
これらの事柄を請け負っているのが、死神と呼ばれる神々であり、貧乏神と呼ばれる神々なのです。
この世界に必要不可欠だからこそ存在しており、今でも活動を続けているのです。
供給するよりも難しく、とても繊細な作業ですし、この世界の仕組みを理解していないと、とてもではありませんが請け負える仕事ではありませんから、それ相応に成熟している必要があるのです。
神になって初めのころは、供給することにばかり関心を寄せるものですが、供給するだけでは人の成長は見込めず、この世界を支えきれないことにいずれ気付くことになります。
そうしてようやく、取り除いたり引き締めることの重要性を理解するので、結果的に、供給している神よりも成熟した神が、これらの作業を請け負うことになるのです。
■ 人間と神々の新たな一歩
私どもはこれまで、それぞれに活動拠点を築き、宗教組織など特定の存在を用いて、皆様との交流を試みてまいりました。
人間の皆様も、多くの経験を通じて、徐々に成長してまいりました。
今後さらに成長し、将来的には身近に入手できる知識では物足りないと感じる者も現れることでしょう。
更なる知識を必要とする者が現れたときには、入手可能な状態を築いておくために、今から準備しておく必要性を感じております。
そこで、神々と個々の人間が直接繋がりを持ち、情報を共有出来るような仕組みを創るために、現在実験的な試みをしております。(*注1)
この試みで得られたデータを基に、さらに精度を高め、負担も極力抑えるように調整し、準備が出来た者から徐々に繋がるようになって行くことでしょう。
その結果として、霊媒能力を持った人間が徐々に増えてゆくことになります。
ただし、これらの計画が完成するには、人間の成長が必要不可欠ですから、すぐに結果が出るものではありません。
今後は、これらの知識を前提としたメッセージをお伝えすることになります。
(2013年12月20日)
*注1:
ここで申し上げている「神々と個々の人間が直接繋がりを持ち、情報を共有出来るような仕組みを創る」ための実験的な試みとは、その作業を担当する神様と霊媒Mの共同作業として、今年から取り組まれているとのことです。
この度の【銀の紐を越えてα】の開設と、『霊界からのメッセージ』や『霊的知識の教科書』の修正・加筆の作業は、上記作業に支障が及ばない範囲で行われる付帯的な作業となる模様です。
今回投稿した記事は、【銀の紐を越えて】に掲載中の記事【『霊界と地上界を繋ぐ拠点』と日本の役割について(メッセージ107)】を投稿した後に、霊媒Mが霊界の住人の皆様から新たに得た情報のうち、大まかなガイドラインとなるものについて、改めて網羅的な説明をお願いしたものです。
この中には、私たち人間の常識に照らして見た場合に、従来の認識を覆す情報が含まれております。
管理人にとっても、活動休止以前に伺っていた情報と比べてもスケールの大きな内容となっておりますので、十分に理解が深まっているとは言い難い状態です。
この記事をご覧の皆様も、きっと様々な疑問を浮かべているのではないでしょうか。
Silvercord管理人
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